アコギ弦の種類と太さ・特徴などの比較【おすすめはHDライト】

ギター ギター弦

👤「アコースティックギターの弦って種類が多すぎて、どれを選べばいいのか、、、。違いを教えてほしい。」

こんな疑問に答えます。

▶︎この記事の内容
 
アコギ弦の種類と太さの違い、それぞれの特徴などを紹介します。

▶︎目次

  • ブロンズ弦
  • フォスファーブロンズ弦
  • コーティング弦
  • エクストラライトゲージ
  • カスタムライトゲージ
  • ライトゲージ
  • ミディアムゲージ
  • ヘビーゲージ
  • 新登場:HDライトゲージ

▶︎ プロフィール

記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。

アコギ歴は14年です。

楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング
出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など

アコギ弦の種類と太さ・特徴などの比較【おすすめはHDライト】


アコギの弦には多くの種類があります。
初心者の方ですと「いったいどれを選べばいいの」と迷ってしまうのではないかと。

そこで、今回はアコギの弦それぞれの特徴やメリット・デメリットなんかを紹介できたらと。
これからの参考にしてもらえたら嬉しいです。

アコギ弦の種類


まず、アコギの弦には大きく3種類あります。

  • ブロンズ弦
  • フォスファーブロンズ弦
  • コーティング弦

これら、それぞれの特徴を見ていきましょう~。

ブロンズ弦

ブロンズ弦は、スズの合金で出来ている弦です。色が黄色っぽいのが特徴ですね。
ブロンズ弦のパッケージを見るとよく「80/20」と書かれていますが、これは銅80%、スズ20%の割合の意味です。

音色は少し落ち着いていて、乾いた印象。
良い意味で弦に主張があまり無いので、アコギ本体の音の響きを活かしたい時はブロンズ弦の方が素直に音を再現してくれます。

また、フォークソングだったり渋いブルースだったり、切ない曲だったりにはベストマッチですね。

プロのアーティストだと、秦基博さんなんかはブロンズ弦を使用しています。

ブロンズ弦の定番はコレ

▶︎DADDARIO ( ダダリオ ) / EJ11 80/20 Bronze Wound Light

≫ サウンドハウスで見る

≫ サウンドハウスで見る

フォスファーブロンズ弦

フォスファーブロンズ弦は、スズの合金に「リン」を加えた弦です。
弦のパッケージには「92/8」と書かれている場合があるのですが、これは銅92%、スズ7%、リン1%の割合を意味しています。

音はきらびやかで華やかな印象です。
高音がキラキラ〜っと響いて明るい音色ですね。

お店に並んでいるギターには大体このフォスファーブロンズが張られています。

斉藤和義さんや、山崎まさよしさんなんかはこのフォスファーブロンズ弦を愛用しています。

フォスファーブロンズ弦の定番はコレ

▶︎DADDARIO ( ダダリオ ) / EJ16 Phosphor Bronze Wound Light

≫ サウンドハウスで見る

≫ サウンドハウスで見る

コーティング弦

ブロンズ弦、フォスファーブロンズ弦、共に「コーティング弦」というものがあります。
普通のブロンズ弦や、フォスファーブロンズ弦に特殊な加工でコーティングが施された弦です。

このコーティングによって弦を手汗や汚れから守り、寿命を延ばしてくれる優れもの。
弦も滑りが良くなっているので、擦ったときのフィンガーノイズや抵抗が少ないのも良いところ。

その代わり価格も少し上がります。

ただ、コーティングされている分、弦が持つ本来のシャリシャリ感や音のハリツヤは少し抑えられている印象です。

プロのアーティストだと高橋優や、坂崎幸之助、DEPAPEPEなどもこのコーティング弦を使用しています。

コーティング弦の定番はコレ

▶︎ELIXIR ( エリクサー ) / NANOWEB Phosphor Bronze Light #16052

≫ サウンドハウスで見る

≫ サウンドハウスで見る

弦の太さ


弦の種類の他に、太さも種類が分かれています。現在ではざっくりと6種類ほど。

  • エクストラライトゲージ
  • カスタムライトゲージ
  • ライトゲージ
  • ミディアムゲージ
  • ヘビーゲージ
  • 新登場:HDライトゲージ

こちらもそれぞれ紹介していきます。

エクストラライトゲージ

弦の中で一番細い弦です。
細い分、弦の張りも弱く押さえやすいのが良いところ。
初心者の女性にはこちらがおすすめかもしれません。

ただ、細い分やはり音も細くなってしまいます。
繊細な音といえば良く聞こえますが、弱々しい音といえばそんな感じ(笑)
こちらに関しては好みですが。

さらに、細いため切れやすいという欠点もあります。

カスタムライトゲージ

エクストラライトとライトの間の太さ。
「ライトゲージだとちょっと太いけど、エクストラライトだと細すぎる。」と言った人はこれですね。

4弦と5弦はライトゲージと同じ太さになっています。

ライトゲージ

ライトゲージが一番ポピュラーで標準的な太さです。
お店で売られているギターにはほとんど、このライトゲージが張られています。

音と押さえやすさと、バランス良い太さです。
迷ったらこちらのライトゲージを貼っておけば間違い無いですかね。

ミディアムゲージ

「ライトゲージでは少し物足りないんだよな」と言った方は、ミディアムゲージもありです。
ライトゲージよりも、さらにしっかりとした音が出ます。

張りがだいぶ強くなるため、少し押さえるのに力がいりますが。
また、ギターへの負荷もかかるため、ギターのネックが反らないようしっかりと緩めておくのも大事。

ヘビーゲージ

「いやいや、俺はパワフルにアコギ一本でド派手にいきたいぜ」という人はヘビーゲージもありですね。
一番太いタイプの弦で、音も太くパワフルで迫力があります。

その代わりギターへの負荷も大きく、押さえるのにも力を使いますので、愛用者はそこまで多く無い印象。

プロのアーティストで言うと、ムキムキでアコギ をかき鳴らす長渕剛さんなんかは「男ならヘビーゲージだろ?」とおっしゃっています。

尊敬する長渕さんのお言葉でも、ぼくは遠慮していますが(笑)

新登場:HDライトゲージ

新登場というほど新しくはありませんが(笑)
比較的新しいタイプの弦で、最近「HDライトゲージ」と言うものが登場しました。

これはライトゲージとミディアムゲージの間の太さになるのですが、ぼく個人的にはこのHDライトゲージがお気に入りです。

ライトゲージの音色バランスを崩さないまま、高音と低音が少しリッチに響く印象。

世の中的にはHDライトゲージはあまり知られていないみたいですが、ぼくはここ数年HDライトゲージのフォスファーブロンズ弦、一択です。

▶︎ELIXIR ( エリクサー ) / NANOWEB Phosphor Bronze HD Light ♯16182

≫ サウンドハウスで見る

≫ サウンドハウスで見る

まとめ


と言う感じで、弦には多くの種類が存在しています。
特に初心者の方だと、最初はどれを選んでいいのやら。わけわからないかと。

基本的に最初は「ライトゲージ」のものから始めるのが、オーソドックスかなと思います。
「ブロンズ」「フォスファーブロンズ」に関しては完全に好みですね。

結局のところ、いろいろ試してお気に入りを見つけるのが一番です。

と言うわけで、以上です。