路上ライブ初心者におすすめの場所から必須機材まで【9項目】
👤「路上ライブをやりたいけど始め方が分からない。必要なものや、初心者におすすめの駅や公園を教えてほしい。」
こういった疑問すべてにお答えします。
▶︎ この記事の内容 この記事を見れば、路上ライブで必要なすべてがわかります。 路上ライブのイロハを網羅した完全版です。
▶︎ 路上ライブのイロハ9項目
- ①メリット
- ②デメリット
- ③許可について
- ④許可を取れる場所
- ⑤オススメの駅、公園
- ⑥危険な場所(やらない方がいい場所)
- ⑦注意点(心がけ)
- ⑧必要な機材
- ⑨お客さんを増やす方法
▶︎ プロフィール
記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。
楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング 出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など
路上ライブ初心者におすすめの場所から必須機材まで【9項目】
いきなりですが、路上ライブをするのに必要なものをざっくり挙げると「場所」「機材」「心がけ」「お客さん (最初はいなくて問題なし) 」これらが揃ってしまえば誰でもすぐに始められます。
では早速、これらをもう少し詳しく9項目に分けて紹介します〜
①路上ライブのメリット
まず、把握しておきたい路上ライブをやるメリットですが。
場所・時間を自由に決められる
路上ライブに決まりはありません。自分の好きな場所・好きな時間に演奏をすることができます。
お金がかからない
ライブハウスなどでは、「集客ノルマに達することができず自腹、、、」などよくある話です。ですが路上ライブはもちろん参加費などが一切かからないので、費用をかけずにライブを行うことができます。
老若男女多くの人に聴いてもらえる
こちらも、ライブハウスのような音楽を聴きに来た人だけの空間とは一味違い、駅や公園での演奏は子供から大人まで、多くの人の耳に届けることができます。
人前に立つことに慣れる
これ、他の仕事にも活きていきます。道端で急に歌い出すということは、最初はとても度胸のいることです。
ですが、これに慣れてしまえば少しのことでは折れない屈強なメンタルを培うことができます。
②路上ライブのデメリット
メリットがあればもちろん、デメリットも。
天候に左右される
路上ライブでの強敵は雨や風。特にアンプやマイクなどの機材は水に弱いため濡らしてしまうのはNGです。
こまめに天気予報をチェックすることをおすすめします。
予期せぬアクシデントが起きる
天候以外にも、あくまで路上でのライブなので時には酔っ払いのおっちゃんに絡まれたり、演奏を妨げるような行為をされることも多々あります。
ただし、アクシデントは時に笑いに変えるチャンスになることもありますので、様子を見ながらうまく対処する力も身についてくるはず。
これも日常生活で活きてくること多々ありです。
音を届ける環境が整っていない
ライブハウスと違い、当然ながら音響システムが整っていません。
また、車の音や街の騒音の中での演奏になるので、しっとりと聴かせたいバラード中心のライブなどには少し不向きかもしれませんね。
③路上ライブの許可について
路上ライブは厳密に言うと、道路使用許可をとっていない場合は道路交通法違反にあたります。ですが路上ライブというものは、まず許可が下りることがないのが日本の現状。
街中で演奏しているミュージシャンのほとんどは「無許可」で演奏を行なっています。音量の程度、交通の邪魔になっている度合いなどによりますが、ある程度の範囲では警察官も黙認してくれているのも事実です。
ただ、注意を受けた場合は速やかに謝り撤収・撤退することがとても大切です。悪質と判断された場合には罰金となるケースもあるので、公共の場を借りているという意識を常に忘れないようにしたいところ。
④許可を取れる場所
「いやいや、もっと安心して演奏したいんですけど、、、」と思った人もいるかと思います。
実は許可を取って路上ライブを行うことができる制度が、2020年現在では3つ存在しますのでご紹介します。
井の頭公園アートマーケッツ
井の頭公園では「井の頭公園アートマーケッツ」という事業を2007年から実施しています。
ストリートパフォーマンスやハンドメイド作品の販売、そして路上ライブを登録制で行うことができる制度です。このアートマーケッツ登録者である“アートキャスト”になると井の頭公園で路上ライブができるようになるということなのです。
条件は以下3点。
- 未成年の場合、保護者の同意が必要
- 年間登録料12,000円
- 現在は毎年8月ごろ行われる募集に応募。申込書類を事前に記入のうえ、本人が直接窓口に持参して応募する
「登録料がちょっと高いな、、、」と思う人もいるかもしれません。が、人が賑わう人気の公園で注意されることなくライブができると考えると、かなり魅力的だと思います。
ただ、このような活動が他にあまり無いことや、人気の公園ということもあって応募者が非常に多いのがここ最近の傾向。なので路上ライブなど音を出すミュージシャンの枠はとても狭く、なかなか審査に通れないところが難点です。
音街かしわ
千葉県の柏駅には、「音街かしわ」というストリートミュージシャン認定制度があります。奥華子、サンプラザ中野くんなど名だたるミュージシャンを輩出した柏ならではの心強い制度です。
この制度に登録しておけば、許可を取った上で柏駅で路上ライブをすることができます。
登録は音街かしわの登録申請ページから。
▼音街かしわストリートミュージシャン登録申請
https://otomachikashiwa.wixsite.com/home/resist
申請後、「登録証画像」がメールで送られてくるので、プリントアウトして路上ライブ中に掲示して使用する形式です。※登録証の有効期限は1年間
ルールとして、
- 演奏場所は柏駅東口駅前ダブルデッキ上(但し、キャノピー(屋根付き通路)下、点字ブロック上などの通行の妨げになる場所は除く)
- 演奏可能時間は11:00~22:30
- 歩行者通行への配慮をすること
- 販売行為は禁止
- 現状回復と清掃徹底
- 発電機・アンプ・ドラムを使用しないこと
などがあります。
ヘブンアーティスト
さらに一箇所に定まらず範囲を広げて、東京都で指定の54施設・72か所でライブができる取り組み「ヘブンアーティスト」というものもあります。
登録すれば上野恩賜公園をはじめさまざまな場所でライブができます。ですが、こちらも東京都が実施する厳しい審査に合格した方のみ出演の権利が与えられるというもの。
2020年4月現在、パフォーマンス部門373組、音楽部門103組が登録しています。自治体や市区町村ではなく、東京都が行う年一回の審査に合格しなければならないのでかなり難易度が高めです。
⑤オススメの駅・公園
許可制度はありませんが、その他の場所で路上ライブにおすすめの場所を紹介します。
代々木公園
代々木公園は広いため通行人の妨げになりにくく、周りにマンションなどの住宅も少ないので路上ライブに適しています。
NHK近くの遊歩道では、ももいろクローバーZやWaTなどがデビュー前によくライブを行なっていたことで有名です。
川崎駅 (東口)
川崎は「音楽のまち・かわさき」というキャッチコピーもあり、路上ライブに対してもとても寛容的です。そのため駅前は常にストリートミュージシャンで溢れているので「数いるうちのひとつ」という見方をされてしまう傾向があるのが少し難点。
ただ最初は周りに混ざって勢いで乗っかれるので、場慣れしたい初心者にはおすすめだったりします。
上野駅 (中央改札・広小路口)
上野駅は駅前が広く、山手線の駅の中では比較的路上ライブを行いやすい駅です。個人的には一番人通りの多い中央改札・広小路口を出た広場がおすすめ。
秋葉原駅 (周辺)
秋葉原駅は休日の昼間がおすすめ。
秋葉原駅周辺には路上ライブに関心のある人が比較的多く集まっています。(エンタメ系の娯楽施設も多いため)
原宿駅 (神宮橋の上)
「原宿で路上ライブなんてできるの、、、」と思う人も多いと思います。僕もそう思っていましたが、経験上ここは意外と穴場でなかなか注意されることはありません。
真ん前は交差点で人の往来も多く、海外の方も多いので短時間で多くの人に聴いてもらうにはオススメ。
渋谷TSUTAYA前 (上級者)
ここは日本一なのではないかと思うほど上級者向けの場所です。スクランブル交差点の近くなので人の往来も激しく、非常に多くの人の目に触れる場所です。
ここでの路上ライブはよく見かけますが、いつもかなりの人数が足を止めています。若者の最先端の街なのでそれなりに流行にのった音楽と、技術も伴っていないと厳しいです。
また、普段から騒がしい場所なのでマイクを通さないと声が全然届かないという場合が大いにあるので要注意。
調布駅・府中駅
急に西の方へ行きましたが、少し都心を離れることで規制が緩くなったり競合が減り演奏しやすくなる傾向があります。
都心のような人通りとまでは行きませんが、少し落ち着いてなるべく長い時間ライブをしたいといった方には、駅前の広い調布駅や規制が比較的ゆるめな府中駅などがおすすめです。
⑥危険な場所 (やらないほうがいい場所)
新宿駅 (南口・東南口)
ここは路上ライブの名所で毎日たくさんのミュージシャンが等間隔で並んで路上ライブを行なっております。が、近年規制が非常に厳しくなり立て看板が掲げられるようになりました。
現在では警察官が定期的に見回りを行い、継続しての演奏は困難。「2、3曲演奏して場所を移動して」を繰り返す形での演奏は可能ですが、タイムロスと労力を考えるとあまりおすすめはできません。
立川駅 (北口)
ひと昔前は路上ライブのメッカだった立川駅ですが、現在は規制が厳しくなり準備している段階で即止められます。
夜の21時以降は監視員の時間外となり規制が緩みます。それでも警察官に注意される確率が非常に高いのでおすすめしません。ここ数年は演奏者もほぼゼロです。
吉祥寺駅 (北口)
こちらも立川駅同様にすぐに止められやすいです。商店街が閉まった22時以降にシャッターの前で歌うことは可能ですが、人通りも極端に減るためプロモーションとしてはあまりオススメはしないです。
練習や、ちょっとした気晴らし程度にはちょうどいいかもしれません。
そもそもスペースがない駅
駅前に十分なスペースがない場所は交通の妨げとなり、すぐに苦情が入ってしまうため避けた方が無難です。Google EARTHのストリートビューなどで事前にリサーチを行うことをおすすめします。
⑦路上ライブでの注意点 (心がけ)
注意しておきたいポイント。
通行人の状況
何よりもまず最初に通行の妨げにならないかの確認や、点字ブロックに被らないようにするなどの注意は一番大切です。
音量
必要以上に大きな音になっていないか、アンプから離れた位置でマイクを通してみて自分で聴こえ具合を確認することも大切。
天気
路上ライブの前には天気予報をチェックしておくことをおすすめします。
駅によってはデッキに屋根がついてるスペースがあったりするので、急な雨にも対応できるかどうかのリサーチも事前に行っておくと更にベター。
聴いてくれる人への配慮
忘れてはいけないところ。夏に直射日光が当たる場所にずっと立たせていないか、冬にビル風の吹き抜けるところに立たせていないか。など、常にお客さんの立場も考えて気を配ることが大切です。
他のミュージシャンとの付き合い
同じ場所で他のミュージシャンと重なることも多々あります。時間を決めて譲り合ったり交互に演奏したり、お互いが気持ちよく演奏できるようにコミュニケーションをとることが必要不可欠。
また、新しい場所へ歌いに行った時に、いつもその場所で演奏しているミュージシャンがいた場合にはしっかりと挨拶をすることも最低限のマナーです。
後々のイベント共演やオファーなどにも繋がるので、横のつながりは非常に大切。
注意されたら即撤退 (悪質と判断されると罰金)
先ほども触れましたが、警察官の方に注意を受けたら速やかに撤収・撤退がマストです。
使った場所はきれいに
ゴミは持ち帰るなど当たり前のことは当たり前に、マナーを守るのは最低限の心がけです。
⑧必要な機材
「よしわかった、路上ライブやってみよう」となったら次は最低限の機材が必要です。必須の機材を紹介します。
マイク・マイクスタンド
マイクは沢山の種類があります。周りが騒がしい路上ライブという環境においておすすめのマイクはズバリこの2本です。
≫ SHURE ( シュアー ) / BETA58A ダイナミック マイクロフォン
マイクにはそれぞれ特性があるので自分の声質に合ったものを選ぶのが一番ですが、「誰が使っても間違いない + 路上環境でもしっかり音が届く」ということに特化して考えると、この2本は間違いないです。
▶︎ SHURE BETA58A
よくオススメされるものとして『SHURE SM58』という音楽業界ではド定番のマイクがありますが、こちらは路上だと音作りによっては少し輪郭がぼやけることが多々あります。
なので、輪郭がはっきりしていて高音がよりキレのある『BETA58A』が、雑音の多い路上ライブでは確実にオススメ。
▶︎ AKG(アーカーゲー)D5
こちらも同様にくっきりとしたキレのある音が特徴。『SHURE BETA58A』に比べると少し繊細です。ちょっとした吐息も敏感に拾います。
バラードが売りの女性シンガーなどは、繊細で柔らかな音色の『AUDIX OM6』などが好まれますが、AUDIX等はどちらかというとライブハウス向けのものになります。路上ライブでは音が埋れてしまうため、繊細さを保ったまま迫力を兼ね備えたい場合には『AKG D5』がオススメ。
マイクスタンドのオススメは途中で折れ曲がるブーム式のものですが、なんでもいいです。一応、参考に定番のものを貼っておきます。
≫ CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド
マイクケーブル
マイクケーブルも物によって音に違いが生まれてきます。初心者の方には癖のないクリアな音が特徴の『BELDEN EC-1192A』がオススメ。
特に路上ライブでは輪郭のある明瞭な音が求められるので、このケーブルを選んでおけばまず間違いないです。
≫ BELDEN ( ベルデン ) / EC-1192A-B-05
長さに関しては「3mで十分!」という声をよく聞きますが、僕は5mをおすすめします。路上ライブでは返し(自分に向けられたスピーカー)が無いため自分の歌声を確認することができません。
そのため、お客さんに向けるアンプを自分の立ち位置よりも後ろに置いて、自分も同時にアンプから出る音を確認しながら歌うことになります。
この時アンプとマイクが近すぎるとハウリング(キーンという音)を起こしてしまったり、音が聴き取りづらいことがあります。
ある程度アンプから距離を置くためにもマイクケーブルは5mを用意しておいた方が無難です。
キーボード・ギター・音楽プレーヤー
キーボード弾き語り、アコギ弾き語りの人はもちろん必須です。
キーボードであれば『KORG KROSS 2-61』などが軽量な上に電池駆動式なので路上ライブにはおすすめです。キーボードスタンドも忘れずに。
≫ KORG ( コルグ ) / KROSS2-61-MB 【純正ケース付】61鍵キーボードシンセサイザー
アコギはアンプにシールドを繋げられる「エレアコ」を用意することをオススメします。
カラオケ音源でライブをする場合には音楽プレーヤーとそれをつなげるケーブルが必須。(最近はBlootooth対応アンプもあり)
アンプ
アンプももちろん必要になります。路上は電源が無いため、電池駆動可能なおすすめアンプを3点紹介します。
≫ BOSE ( ボーズ ) / S1 Pro バッテリー付属ポータブルPAシステム
≫ ROLAND ( ローランド ) / Cube Street EX ケース付き(CUBE-STEX)
▶︎ BOSE S1 Pro
文句なしの高音質です。どこまでもクリアな音質で原音を忠実に再現してくれます。路上ライブに便利な充電式で、出力は60W。3chの入力に対応していて、弾き語りには問題なく使えます。
声を響かせるリバーブ機能も付いている上に、つまみ一つでマイクやギターに最適なEQ設定(簡単にいうと音質の設定)に切り替えてくれる機能も付いていたり。最新モデルのためBlootoothも搭載です。
操作が簡単なのは初心者にとってとてもありがたい。7.1Kgとアンプの中では軽い方なので、女性にも安心の一台です。ただ高品質のため少し高いのが難点。
▶︎ Roland AC-33
アコギ弾き語りの方にオススメです。というのもこちらはもともとアコギの音を忠実に再現するために開発されたアンプになっています。
よく路上ライブにオススメされる『CRATE TX50D』や『CUBE street』などのアンプはどうしてもアコギの音がチャカチャカ軽い感じになってしまいます。そのためこの『Roland AC-33』はアコギユーザーには非常に満足度の高いアンプ。
アルカリ電池8本で8時間もつところも路上ライブには嬉しいスペック。重さも4.7kgととても軽いので持ち運びラクラクです。
▶︎ CUBE street EX
下位モデルの「CUBE street」がストリートミュージシャンの定番として初心者によくオススメされますが、若干出力が弱いため騒がしい場所などで音量を上げると音割れが目立ちます。
結局上位モデルのこの『CUBE street EX』に買い換えるという話もよく聞きますので、最初からこちらのEXを用意しておくことをオススメします。
ただ「もっと安いほうが、、、」という人は「CUBE street」であれば3万円前後で購入できるので、最初のうちはこちらを使うというのも十分ありだと思います。
チラシ・看板
ある程度ちゃんと活動をしてリピーターを増やしたい方はこちらも用意しておいた方がいいです。
TwitterなどのSNSアカウントのQRコードを載せておくとその場でフォローしてくれるので、次回の情報発信を確実に受け取ってくれます。
台車
アンプやケーブル類など、路上ライブは何気に持ち物が多いので台車やカートが必須となります。
おすすめは『MAGNA CART マグナカート 折りたたみ式 ハンドトラック MCI』。ゴムの紐でアンプなどを巻きつけるタイプ。こちらは折りたたみ式なので使わない時はコンパクトに収納しておけます。
≫ MAGNA CART ( マグナカート ) / MCK 折りたたみキャリーカート 耐荷重68kg アルミ製
譜面台
こちらはあまりオススメはしませんが、「譜面台がないとちょっと、、、」という人は折りたたみのものを用意しておくといいです。
ただ路上ライブは前を見て歌った方が確実に良いので頑張って覚えられるように練習しましょう。
スゴイバッテリー
名前の通り、スゴイんです。大容量のバッテリーながらに持ち運びしやすいサイズ。これを充電して路上ライブに持っていけば、別売の変換アダプターを挟んで普通のコンセントでここから電力を供給できます。電池いらずで安定した音を保つことが可能。
毎回毎回アンプ用に電池を購入する手間も省けるしアンプの出力も増すので、非常にオススメです。
⑨お客さんを増やす方法
最後は応用になりますが、こちらに関しては正解はありません。「なんだよ!」と思った人もいると思いますが、本当にここはノウハウの問題だけではなくなってくるところです。
ですがその中でも、努力できることはいくつかあるので簡単に紹介します。
同じ場所・同じ時間に歌う
サザエさんの放送日時は?と聞かれたら、だいたいの人が「日曜日の夕方」と答えられると思います。それと同じく〇〇と言ったら何曜の何時、逆に何曜の何時だから〇〇が路上ライブやってる。そういった認知をしてもらえたらリピート率は確実に上がります。
もちろん様々な場所に出向いて新しい出会いを求めることも大切ですが、まず最初は毎週何曜の何時という風に固定して路上ライブを行うのも、お客さんを増やすひとつの近道になります。
平日は夜・休日は昼
これは時と場合にもよりますが、平日の路上ライブであれば帰宅の時間を狙うため夕方から夜にかけてがゴールデンタイムです。
また休日は昼間のほうが人が多く出ているので、ランチ後の時間帯がオススメだったりします。ただ場所にもよりけりなので一概にコレとは言えません。
流行りの曲をカバー
まずは誰もが知っている曲をカバーするというのもひとつの手です。「お、なんか知ってる曲だぞ!」と、耳を傾けてくれるきっかけを作ることに繋がります。
頃合いを見て「ちょっと一曲オリジナルを歌ってもいいですか」と投げかければ、カバー曲を熱心に聴いてくれた人はきっと「どんなオリジナルを歌うんだろう」と興味を持ってくれます。
動画を撮ってアップ
看板やチラシに加えて、路上ライブの動画を収録しておいてSNS等にアップするというのもプラスαの活動方法です。
せっかくなら使えるツールはフルに活用していったほうがきっかけも増えます。
ということで、もう怖くない。
路上ライブはオーディションもなければ、年齢制限もありません。カラオケでもオリジナルでも誰もができるライブです。
人生1度でも、経験してみると面白いかも。というわけで以上です。