効果的にMVの再生回数をUPさせる方法【YouTube動画広告】

YouTube 音楽マーケティング

👤「YouTubeに載せたMVの再生回数が伸びないな~もっといろんな人に観てほしいな~」

こんな悩みを持つアーティスト向けの記事です。

▶︎ この記事の内容

YouTubeの動画広告(Google広告)でアーティストに興味を持ってもらい、MVの再生回数をアップさせる方法を紹介。

▶︎目次

  • YouTube動画広告とは
  • YouTube動画広告のメリット
  • YouTube動画広告のデメリット

▶︎ 記事の信頼性

記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。

楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング
出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など

効果的にMVの再生回数をUPさせる方法【YouTube動画広告】


レコーディングをして良い音源を作って、手間をかけて良いミュージックビデオを作って。大々的に公開する。

と、これで完結しても良いのですが、せっかくならMVをもう少し多くの人に見てもらうのも、次のステップとしてありありです。
どんなに良い音楽を載せても、ミュージックビデオを撮っても、それを知ってもらわないことには観に来てくれません。

オススメするのが「Google広告(Adwords)」わかりやすく言うと「YouTube動画広告」です。
今回はMV(アーティスト)に向いている「インストリーム広告」に関して深掘りして紹介します。

YouTube動画広告とは


YouTube動画広告(インストリーム広告)とは、動画を視聴するときに最初に流れて、5秒後にスキップできるあの広告のこと。

誰かが何かの動画を見る最初の5秒に、自分のMVを広告として流せるのです。
強制的に5秒は自分の広告映像(MV)を観せることができるのでMVにとっては好都合な広告です。

また、個人でも意外と気軽に広告を打てるのでインディーズアーティストにはおすすめです。

YouTube動画広告のメリット


このYouTube動画広告の何が良いかというメリットを簡単に3点、紹介します。

①広告宣伝費発生の条件の良さ

YouTube動画広告(インストリーム広告)を出して、広告を出す側に広告費が発生する条件としてはこんな感じ。

  • 視聴者が実際に広告をクリックして詳細ページに飛んだ場合
  • 視聴者が広告を30秒以上、見続けた場合

上記の条件を満たして初めて広告を出した側の広告宣伝費が発生するのです。

普段YouTubeを見ていると大体5秒後に「広告をスキップ」を押す人が多いと思いますが、このスキップされたものに関しては広告費が発生しないのです。

つまり広告を出す側は、アクションがなかった広告に対しての無駄な広告費を使わずに済むのですね。
もちろん広告のため、反応してくれたものに対しての広告費はかかりますが、費用対効果はかなり高いのではないかと思います。

②個人でも安価で広告を打てる

広告を出すと聞くと「なんか高そう」というイメージを持つかもしれませんが、YouTube動画広告は比較的お手軽に広告を打てるのが特徴。

MVであれば平均、広告1クリック(もしくは30秒以上の視聴)されて約5円ほど。予算も決めることができます。

例えば、

  • 予算1万円
  • 1クリック(もしくは30秒以上視聴)されて5円
    → 10,000÷5 = 2,000

予算1万円で、2,000回の広告(MV)再生が期待できるというわけですね。
もちろん予算は自由です。ライブハウスのノルマ代を払うぐらいなら、同じ金額こちらに回したいところ。

Twitter等の広告と比べて費用に対して回数が「少ない」と感じるかもしれませんが、MVを観てくれて確実にアクションを起こしてくれた2,000再生ですので密度は高いかと。

そして、あくまでこれは「視聴者が実際に広告をクリックして詳細ページに飛んだ場合」「視聴者が広告を30秒以上、見続けた場合」の回数が2,000回ということです。
なので実際にスキップされた広告も入れると、この何倍かは短くともMVが流れていることになるわけです。

この他に、広告を出す「期間」「1日の広告費の上限」を設定することができます。

例えば、

  • 1日の上限:500円
  • 期間:20日間

この設定にしておけば、1日に500円分クリック(30秒以上の視聴)を毎日されたとしても、500円×20日=10,000円ということで、概ね予算の1万円を超えない計算になるということです。

この1日の上限は最大2倍まで増えることがあります。(上の設定だと1日1,000円になることもあるということ。)これは土日などのクリックが多い日のチャンスを逃さないためです。
その代わり上記の例えの設定だと予算は1万円なので、それを超えないように他の日に広告が一時停止になったりといった調整がされます。

そもそも普段、1日上限の500円まで達することが少ないのであれば、その分500円を超えるようなクリックが多い日があっても、予算を超えずに±の帳尻が合うと言うわけですね。

ちょっとややこしいですが…(笑)

③ターゲット設定が細かい

実際にどんな人に広告(MV)を見てもらいたいか。この設定も細かくできます。
年齢層や、性別、地域の他に、「視聴者が何を検索したときに広告を流すか」など。

例えば僕は過去に2人組のアコギユニットを組んでいたので、同じような系統の「ゆず」と検索してゆずの動画を観ようとしている人に自分たちの広告(MV)が流れるようにターゲットを絞りました。


もう何年か前に「非公開」にしてしまったため、再生回数は止まったままですが、それでも1万5千回の再生回数は超えています。(そんな自慢できるような回数でもないですが(笑))

YouTube動画広告として出したものも、実際に広告(MV)をクリックしてくれた分の再生回数はカウントされるようになっています。

また、このように「自分たちの音楽に興味を持ってもらえそうなターゲット層」に絞って広告を打てるという点は、メリットとして非常に大きいと思います。

YouTube動画広告のデメリット


YouTube広告において、気をつけておきたいポイントです。

①最初の5秒が命

YouTube動画広告(インストリーム広告)は最初の5秒でスキップされてしまいます。
そのため最初の5秒でインパクトを与えてあげないとなかなか効果が出ません。

現在、広告はおそらく動画の頭からの再生になるため、MVの場合だとサビから始まるMVを別途で用意する必要があったりと準備が必要なこともあるかもしれません。
(現在は動画の再生位置を決められるのか不明のため、ハッキリとはしていません。申し訳ないです。)

②審査に時間がかかる場合がある

広告の場合は、YouTubeやGoogle広告(Adwords)のポリシーに準ずる内容かどうかの審査が必要になります。
そのためすぐに広告を出したいと思っても時間がかかることがあります。

本来であれば、1〜2日で結果が出ますが、時期によってはそれ以上かかることも。
早めに広告を出したいと言う方は、余裕を持って審査に提出しましょう。

審査内容に関しては下記をご覧ください。

≫ 広告に関するポリシーの概要

広告の次のステップ


実際に広告がクリックされた後につながるページも、もちろん設定可能です。
多いのはおそらくアーティストのホームページになるかと思います。

せっかく興味を持ってくれたので、できれば「それで終わり」ではなく、次につなげていきたいところ。
そこで大事になってくるのは導線を作ってあげるということですね。

例えば

広告をクリックしてもらう → ホームページに飛ぶ → 「公式LINE@(もしくはメルマガ)に登録で音源1曲プレゼント」のバナーを載せておいて、登録してもらう → LINE@で「初回ライブ参加 無料キャンペーン」を配布してライブに来てもらうきっかけ作り

などなど、「それなら行ってみようかな」と思ってもらえるような工夫をしてみるといいかもです。
YouTubeで興味を持ってもらって、ライブにまで来てもらえたら嬉しいですよね。

広告を打つ際は、最終的な目標までを考え明確にして、あらかじめ導線を用意しておく。これで効果を2倍3倍にしていきましょう。

YouTube動画広告まとめ


と言うわけで、YouTube動画広告の魅力をお伝えしました。

まとめると

  • 反応があった広告にだけ広告宣伝費が発生する
  • 個人でも安価で広告が打てる
  • 細かなターゲット設定が可能

これがYouTubeにおけるインストリーム広告です。

現代ではテレビのCM効果を超えると言われています。
録画による早送りやCMスキップなど、テレビCMを見る機会は年々減りつつある現代。

音楽のプラットフォームと言っても良いYouTubeに広告が打てるのは非常に魅力的だと思います。
そこら辺の2,000人の人に「MV観てください」って観てもらうのは大変なので(笑)

「再生回数が伸びない」「あのアーティストのファンの人なら、自分たちの音楽にも興味持ってくれそうなのにな〜」
こういった悩みがあるアーティストの方々は、一度検討してみるのもおすすめです。

というわけで、以上です。