【まだ遅くない!】生配信アプリはアーティストも活用するべき理由
👤「生配信アプリを使ってるアーティストいっぱいいるけど、やっぱりなんか一歩踏み出せないな〜そもそも自分は向いているのか?」
そんな疑問を持つアーティストに向けた記事です。
▶︎ 目次
- 生配信アプリのメリット
- 生配信アプリに向いている人
- 不安要素
▶︎ 記事の信頼性
記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。
楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング 出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など
【まだ遅くない!】生配信アプリはアーティストも活用するべき理由
今や定番の活動ツールとなっている生配信アプリ。
僕がバリバリ活動していた頃は「ツイキャス」が主流でした。
現在は、SHOWROOM、17Live (イチナナ)、Pococha (ポコチャ) などが特に主流かと思います。
この生配信アプリ、インディーズアーティストにとってはメリットがとても大きいんですよね。
僕がお手伝いさせてもらっている若きメンズユニットも、今や活動のメインが生配信になっているほど。
今回はその辺りを見てきた視線で、この生配信アプリについて客観的に紹介してみたいと思います。
「え、今さら?」と思うかもしれませんが(笑)
「やってみたいけどな~どうも一歩踏み出せないんだよな。」と言ったアーティストさんの何か一つきっかけになればと。
生配信アプリのメリット
まずこの生配信アプリを利用するメリットについて。
メリットなんて皆さんなんとなく予想つくと思いますが、だいたいその予想通りだと思います(笑)
改めて、4つ紹介します。
①費用や手間がかからない
例えば、生配信アプリと同じように、不特定多数の人に見てもらうことの選択肢として路上ライブなどがあるかと思いますが。
路上ライブですと効果的に歌を届けるために、まずマイクを用意してアンプを用意して、路上ライブをする場所まで移動の時間と交通費をかけて…と言ったように時間や費用が発生します。
さらには、いざライブを始めても注意されてしまったらそこで終了といったパターンも。
「でも上の世代に音楽を届けたいんだ!」「生の音じゃなきゃ意味がないんだ!」と言った活動方針であれば路上ライブの方が向いていると思いますが、どうしても相応の費用と時間とリスクはつきもの。
その点、生配信アプリはスマホ一台で気軽に無料で始められます。
「これから活動をしていきたいけど、どうしたらいいか、、、」と言った人も気軽に始めやすい条件が揃っているわけですね。
②ファンが増える
生配信アプリの視聴者には「今はどんな人が配信しているかな?」というように、いろんな人の配信を覗きながら楽しんでいるユーザーが多く存在しているとのこと。
「配信を始めたばかりの新人を応援したいな〜」 「暇だから、今コミュニケーションを取れるライバーはいないかな?」
こういった感じで、アプリそのものの市場を楽しんでいるユーザーが一定数、存在しています。
自分のファンやお客さん以外の「初見さん」に知ってもらうチャンスがちゃんとあるのです。
沢山の視聴者が覗きに入っては出て、入っては出てを繰り返しているところで、良い歌や楽しいコミュニケーションで「なんかこの人面白そう」と思ってもらえれば、新しくファンになってもらえるタイミングも十分にあります。
③頑張った分、報酬が入る
生配信アプリには、いわゆる投げ銭のようなチップ・アイテムの機能が備わっています。これらは一定の手数料が引かれて、配信者の元に報酬として入るシステムです。
これらは、可愛いらしいアイテムに設定されたそれぞれの金額を視聴者が課金し、配信者にプレゼントができると言ったような見せ方が一般的に多いです。
この貰ったアイテム数などによって、配信者のランキングが上がったり下がったり、中には視聴者のランキングがあるところもあったりと。
コメントやアイテムという形で応援をもらって、しっかり配信者にも報酬が入るといった点はインディーズアーティストにとっても助かりますし、応援する方も抵抗が少ないため生配信アプリの大きな魅力の一つだと思います。
もちろん、ただ配信すれば誰もが必ず報酬が入るというわけではありません。
ですが、報酬が入るまでには一定の条件を満たさなければいけないYouTubeやツイキャスとは違い、SHOWROOM、17Live (イチナナ)、Pococha (ポコチャ)などは比較的はやい段階から収入を得ている配信者が多いです。
そこで得た報酬で配信の機材を揃えたりして、結果的に視聴者により良い配信を届けられたら理想的ですね。
④メディア露出のチャンスがある
生配信アプリは、アプリ内でオーディションイベントを開催しているところがあります。
例えば、
- 「優勝者はテレビ・ラジオのこの番組に出演できる!」
- 「街中のポスター・雑誌に掲載されます!」
などなど。こういった個人ではなかなか掴むのが難しいメディアへの出演権のチャンスがあるという点も、インディーズアーティストにとっては魅力的ですね。
それぞれイベントには決められた期間があるので、その期間内でたくさん配信をしてアイテムやコメントを集めながらランキングを競うといった内容です。
生配信アプリに向いている人
さて、ざっと中身を紹介した上で「じゃあ生配信アプリに向いている人は、どんな人なの?」という点について。
こちらもだいたい予想つくと思いますが、だいたいその予想通りだと思います(笑)
2つ紹介します。
①時間がとれる人
生配信アプリは、もらったアイテム数やコメント数、フォロワー数、配信時間などでランキングが変わってきます。
これらを獲得するには、配信の中身ももちろん大切ですが「どれだけ多く配信できるか」と言った「時間」も当然、大切になってくるのです。
どれだけ優れた内容で密度の濃い配信を行なっていても、それが週1回であれば成果を出すのは難しい世界です。
当然、朝昼晩1時間ずつ1日合計3時間配信している人の方が、より多くの人に観てもらうことができますし、応援してもらいやすくなるのですね。
もちろん、これ以上配信している人も数多く存在していますので、ランキング上位を狙うにはかなりの時間を費やす必要があります。
そのため学生だったりフリーターだったり、音楽1本で活動している人だったりが向いているということになるかと。
②コミュニケーションをとるのが好きな人
これは最重要かもしれませんね。アーティストの中でも「単純に曲を聴いて欲しい」「コミュニケーションはあんまりとりたくない」といった人は生配信アプリは不向きかと思います。
視聴者の中でも、単に良い音楽を探しているだけの人ならばYouTubeを見れば事足りてしまいます。その方が効率よく、より沢山の音楽を探せるので。
SHOWROOM、17Live (イチナナ)、Pococha (ポコチャ)などの生配信アプリはどちらかというと「生配信ならではのコミュニケーション」を楽しみに、ユーザーは観に来ていることが多いです。
挨拶を交わして、質問に答えて、アイテムを送って、喜んでもらって、そういったやりとりが醍醐味となってきています。
もちろん「生で音楽を届ける」というところに重点を置いて配信をするのが、向いていないというわけではありません。実際にそういった配信をしている人も多いです。
ですが、新しい人にファンになってもらったり、ランキングで上位に上がりたいという目的があるのであれば、ある程度のコミュニケーションスキルは必須になっていくかと。
不安要素
とはいえ「始めても、視聴者にちゃんと応援してもらえるかな〜」といった不安も多いかと思います。
そこで、配信において応援してもらいやすくなるように出来ることを紹介したいと思います。
イベントに参加
これは、もはや経験者の人たちが口を揃えて言っているため当たり前になっておりますが
「オーディションイベントにエントリーをして、それに勝ちたいという意思を発信する」
これは絶対にやっておいた方がいい発信の仕方ですよね。
例えばSHOWROOMであれば、登録するとまず「初心者しか参加できないオーディションイベント」というものがあります。
参加者は全員SHOWROOM初心者ということになり、なんか安心感もあり参加もしやすいですね(笑)
視聴者さんの中で「どんな人が配信を始めたのかな〜?」「新人さん応援したいな〜」といった気持ちを持っているパターンは、結構多い印象です。
そして「今このイベントに参加しています、優勝したいです!」と言った意思を発信することによって、配信内容を気に入ってくれているファンやフォロワーは積極的に応援してくれることに繋がります。
「この人の音楽好きだし、話も面白いし、イベントに参加しているなら応援したいな」と思ってもらえるきっかけとなり、アイテムを送ったりコメントをしたりして応援をする「理由」になるわけです。
生配信アプリは、ただコミュニケーションをとって歌を歌って楽しいね〜で終わりでも、もちろん良いのです。そういった利用の仕方でも十分成立します。
ただ、じゃあどうやってそこから更に盛り上げていけるかとなった時に「オーディションイベントへの参加」が大きなキッカケとなるわけですね。
「オーディション頑張っています!」という発信は積極的に行なっていくことをオススメします。
周りの反応
新しいことを始める時、不安はつきもの。
生配信アプリを始めて「え、配信アプリ始めたの…?なんかショック」と思われたらどうしよう。などなど、そう言った思いがよぎる気持ちはとてもよくわかります。
実際、一定数は批判的な声が上がるのはこれはファンがいる人にとっては仕方のない事だと思っています。
僕も過去の活動で、それなりに節目節目で批判を浴びながらやってきています(笑)
このブログも、おそらくその一つだと思います。
ただ、それと同じように「やった〜動いてるのが観れる!」「コミュニケーションの場が増える!」「音源じゃない歌を聴ける!」と言った前向きな声も存在しているはずです。
ここの気持ちの持っていき方がとても勇気が入りますが、とても大事なところですよね。
実際この配信ライブがまだ浸透する前に、先駆けて始めてきた人は「SHOWROOM?何それ、大丈夫なの?よくわかんない活動始めるのね」と言われてきたはず。(あくまで予想)
ですが、今となってはその行動力によって誰よりも早く成果を出して活躍しているはずです。(あくまで予想)
波にうまくのっかって、柔軟に対応していける人は強いと思います。
始めてみて「あ、自分には合わないかもな」「なんかちょっと思ってたのと違うな」と思ったのなら、途中で辞めて全然いいと思います。
リスクを背負わずに誰でもできる活動なので、やらずに終わってしまうのは少し勿体無いかなと。
まとめ
というわけで偉そうにいろいろ言ってきましたが、本当に自分がお手伝いしているアーティストを始め周りで、この生配信アプリに参入しているアーティストはとても多いです。
そして確実に皆さん継続をしています。
それだけ継続が大事でもあり同時に、魅力もあるものだと思います。
僕も今からまたがっつり音楽活動をしろと言われたら、間違いなくこれらの生配信アプリは活用していきますね。
コミュニケーションスキルを磨かないとですが(笑)
自分にはどんなツールが向いていて何を取り入れたらより良い活動ができるかなと、今一度考えてみて今後に活かしていけたらと。
何か一つのきっかけになれたら嬉しいです。
というわけで、以上です。