在庫ゼロの受注生産でグッズ製作!Canvath・SUZURI・pixiv FACTORYを比較
👤「オリジナルグッズの製作をしたいけど、売れるか心配だし在庫が残ったらどうしよう。」
こんな悩みを解決してくれるサービスを紹介します。
▶︎この記事の内容 在庫ゼロの受注生産でグッズを製作・販売できる人気サービス3つを紹介します。
▶︎目次
- Canvathの紹介
- SUZURIの紹介
- pixiv FACTORYの紹介
- CanvathとSUZURIとpixiv FACTORY、どれがいいの?
- アーティストはBASEとの連携がオススメ
▶︎ 記事の信頼性
記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。
楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング 出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など
在庫ゼロの受注生産でグッズ製作!Canvath・SUZURI・pixiv FACTORYを比較

先日「アーティストは「BASE」を活用するべき理由【低手数料+多機能】」という記事を書きました。
その中で、BASEではTシャツとスマホケースが在庫0のノーリスクで作れるということを紹介しました。
注文があってから生産され、発送も業者が行ってくれる便利なサービスです。
お客さんから注文があった時に初めて、製作費と利益が発生する受注生産なので、生産コストも在庫リスクもゼロです。
「作ってみたけど売れなくて在庫が、、、」とか「このグッズ出してみたいけど売れるかな、、、」とか、そういった悩みを解決してくれるわけですね。
一切売れなくても何も減るものはないので。
そこで今回は「もっと他の種類のグッズも在庫ゼロの受注生産で販売したい!」といった希望を叶えてくれるサービスを紹介します。
現在、受注生産を行っていて、1個からの発注ができる人気のサービスは「Canvath」「SUZURI」「pixiv FACTORY」の3つ。
この3つのサービスの、それぞれの違いやメリットなどを比較してみたいと思います。
Canvath

Canvathは、画像をアップするだけで簡単にグッズが作れるサービスです。
BASEと連携することが可能なので、CanvathでデザインしたグッズをBASEで販売して注文があったらその分だけCanvathで発注すればOK。
Canvathの売り
Canvathは業界最安値と呼ばれており、安さが売りです。
オリジナルで作れるスマホケースが1個900円~というのも他にない安さ。
Canvathで作れるグッズ
<スマホ関連> ・スマホケース(9種類) ・スマホリング(2種類) <ファッション> ・スウェット ・パーカー ・Tシャツ(3種類) <バッグ> ・ポーチ ・トートバック ・保冷ランチトートバッグ <各種ケース> ・クリアマルチケース ・AirPodsケース ・カードケース ・パスケース ・パスポートケース ・キーケース <雑貨> ・スライドカードミラー ・ラッピングペーパー ・サークル布 ・布 ・ドリンクホルダー ・カップスリーブ ・マグカップ ・メガネ拭き ・ハンドタオル ・クッション ・タペストリー
Canvathの販売の流れ
Canvathでグッズを販売する流れはこんなイメージ。
①Canvathでグッズのデザインを制作
画像データをアップロードするだけなので、あらかじめデザインしたものやアーティストのロゴなどもオススメ。
②制作したグッズのデザイン画像と商品情報を「BASE」に連携して、商品として掲載。
BASEでの価格は自由に決めて、販売スタート。
例えば、Canvathでは一番安いスマホケースが900円なので、2,000円で販売すれば1,100円が利益になります。(そこからBASEの手数料は引かれます。)
③BASEで注文があったら、その注文数だけCanvathで発注。
1個単位で発注が可能なので、売れてから発注することで在庫リスクは0です。
④発送はCanvathが直接、お客さんに届けてくれます。
Canvathでの発注の際、カート情報でお客さんのお届け先を入力。
Canvathで発注した商品ということが分からないように発送してくれます。
SUZURI

SUZURIも画像をアップするだけで簡単にグッズが作れるサービスです。
SUZURIの売り
SUZURIの良いところは、ショップ一体型なのでお客さんの注文もSUZURIの中で出来てしまうところ。
「BASEで注文があって、別のサービスで発注して、またBASEで発送の連絡して」といった連携の手間が省けます。
「ウェブとかちょっと苦手、、、」といったアーティストにはショップ一体型サービスのSUZURIがおすすめかもしれません。
SUZURIで作れるグッズ
<ファッション> ・Tシャツ(6種類) ・パーカー(3種類) ・スウェット(2種類) ・コーチジャケット ・アノラック ・ジェットキャップ ・バケットハット <スマホ関連> ・スマホケース(4種類) <バッグ> ・トートバッグ ・ビッグショルダーバッグ ・サコッシュ ・巾着 ・ウエストポーチ <日用品> ・マグカップ ・グラス ・タオルハンカチ ・ブランケット ・クージー <雑貨> ・クリアマルチケース(2種類) ・ステッカー ・缶バッチ ・ノート ・アクリルブロック ・吸着ターポリン <ベイビー> ・ベイビーロンパース ・ベイビーピブ
SUZURIの販売の流れ
SUZURIでグッズを販売する流れはこんな感じ。
①SUZURIでグッズのデザインを制作
SUZURIも画像データをアップロードするだけなので、あらかじめデザインしておいた画像やアーティストのロゴなどが最適。
②製作したグッズをSUZURI内で販売
価格は自由に決められます。
SUZURIの場合は製作費とは別で、送料がかかります。
③注文があったら、その注文数だけSUZURIで発注。
こちらも1個単位で発注が可能なので、売れてから発注することで在庫リスクはゼロ。
④発送はSUZURIが直接、お客さんに届けてくれます。
※SUZURIはBASEとの連携はできません。
pixiv FACTORY

こちらも同じく、画像をアップするだけで簡単にグッズが作れるサービスです。
BASEやBOOTHと連携することが可能なので、pixiv FACTORYでデザインしたグッズをBASEやBOOTHに並べて、注文があったらで発注すればOK。
pixiv FACTORYの売り
pixiv FACTORYの良いところは、グッズの種類の多さ。
CanvathやSUZURIよりも種類は豊富です。
pixiv FACTORYで作れるグッズ ※多いです
<アクセサリー> アクリルキーホルダー 缶バッジ ステッカー スマホリング ICカードステッカー アクリルバッジ ピンバッジ <各種ケース> スマホケース(4種類) パスケース 名刺入れ レザー製名刺入れ <日用品> マグカップ モバイルバッテリー メガネ拭き タオル タンブラー <ファッション> Tシャツ(9種類) パーカー トートバッグ サコッシュ キャップ スウェット ウインドブレーカー タイツ 長傘 <インテリア> アクリルフィギュア アクリルブロック 抱き枕カバー クッションカバー 枕カバー アクリルスマホスタンド アクリル時計 ブランケット パズル 卓上ミニ傘 屏風 <文具> マスキングテープ クリアファイル リングノート ポーチ ペンケース 下敷き 印鑑ケース 捺印マット <イベント必需品> 名刺 アートプリント名刺 テーブルクロス <アート> ポストカード タペストリー ミニタペストリー ポスター キャンバス パネル 複製画(プリモアート)
pixiv FACTORYの販売の流れ
pixiv FACTORYでグッズを販売する流れは、こんなイメージです。
①pixiv FACTORYでグッズのデザインを制作
pixiv FACTORYも画像データをアップロードするだけなので、あらかじめデザインしたものやアーティストロゴなどが最適。
②製作したグッズのデザイン画像と商品情報をBASEやBOOTHに連携して商品として掲載。
BASEやBOOTHでの価格は自由に決めて、販売スタート。
③BASEやBOOTHで注文があったら、その注文数だけpixiv FACTORYで発注。
1個単位で発注が可能なので、売れてから発注することで在庫リスクはゼロ。
④発送はpixiv FACTORYが直接、お客さんに届けてくれます。
pixiv FACTORYでの発注の際、カート情報でお客さんのお届け先を入力。
pixiv FACTORYで発注した商品ということが分からないように発送してくれます。
CanvathとSUZURIとpixiv FACTORY、どれがいいの?

どれも在庫ゼロで完全受注生産での販売が可能なサービスになっていますが「一体どれがいいのだ?」ってところ。
それぞれ物によって価格はバラバラなので、全てにおいて「ココが一番安い!」というのは明確にはありません。
が、違いとしてはこんな感じかと。
<Canvath> 送料込みですが、BASEと連携しての販売なので利益からBASEの手数料(各商品の6.6%+40円)が引かれます。 <SUZURI> Suzuri内で販売できますが、商品に別途送料(通常発送(佐川急便)600円)がかかります。 <pixiv FACTORY> 送料込みですが、BASEやBOOTHと連携しての販売なので利益からBASEやBOOTHの手数料が引かれます。
Canvathに向いている人
Canvathはスマホケースも900円で最安だったり、やはり安いものが多いです。
また、BASE以外にもAmazone等と連携することも可能なので幅広く展開できるメリットがあります。
そのため、あまりコストをかけず、BASE以外にも展開していきたい人はCanvathがオススメ。
SUZURIに向いている人
SUZURIは送料がかかってしまいますが、逆にいうと1回の注文個数が多ければ多いほどお得です。
パーセントでの手数料が引かれる仕組みではないので、1回に10個分の注文があっても引かれるのは送料の600円のみ。
また、お客さんの注文もSUZURIで出来てしまうショップ一体型のため、パソコン作業が苦手なアーティストにオススメ。
pixiv FACTORYに向いている人
pixiv FACTORYは、なんといっても作れるグッズの種類の多さが嬉しいですね。
また、pixiv FACTORYはBOOTHと連携できるというところも利点。
BOOTHはBASEよりも手数料が若干安いので、引かれる額が少なくて済みます。
元々BOOTHをやっている人や、たくさんの種類のグッズを作りたい人にオススメです。
アーティストはBASEとの連携がオススメ

Canvathやpixiv FACTORYは連携できるショップがいくつかありますが、個人的にアーティストには「BASE」をおすすめします。
BASEには無料で「メルマガ」や「ブログ」を利用できるサービスがあり、販売後もお客さんと繋がりを持てます。
つまり、一度グッズを買ってくれたファンの人に最新情報や新グッズ情報などをいち早く届けることが可能になるわけです。
メルマガを外部サービスで利用すると管理も手間ですし、中には有料のものも。
グッズ製作・販売、メルマガ、ブログを1つのアプリ内で出来る上に手数料も安く開設・維持費も無料。
ホームページや自分のウェブショップがまだ無いアーティストは、ひとまず「BASE」を使っておくことをオススメします。
まとめ

というわけで、完全受注生産・在庫0のノーリスクでグッズを製作できるサービスをまとめました。
基本的にネット通販としての販売になりますので、ライブ配信を中心に活動しているアーティストさんにも向いているかもしれません。
後は、ライブ会場とは別の「通販限定グッズ」などにも利用できそうですね。
何度も言いますが、売れなくても何も費用は発生しないノーリスクでグッズを製作・販売できますので、ぜひ「グッズ売ってみようかな」と思っているアーティストはお試しにでも。
何かの参考になれば嬉しいです。
魅力的なサービスなので僕も色々グッズを作りたくなっていますが、内情をここで説明してしまった以上、なんとも作りづらい(笑)
「あいつ、やり出したな」と。
という余談はどーでもいいので、以上です。
ありがとうございました。