メルマガは時代遅れ?アーティストもLINE公式アカウントを!

アプリ・SNS 音楽マーケティング

👤「メルマガとかLINE公式アカウントとか、使ってみたいけど、あまりイメージ湧かないな。具体的にはどうやって使っていけばいいんだ?」

こんな疑問に答えます。

▶︎この記事の内容
 
LINE公式アカウントの機能や運用方法について紹介します。

▶︎目次

  • メルマガとLINE公式アカウントどっちがいい?
  • LINE公式アカウントの機能
  • LINE公式アカウントのメリット
  • LINE公式アカウントのデメリット

▶︎ 記事の信頼性

記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。

楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング
出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など

メルマガは時代遅れ?アーティストもLINE公式アカウントを!


LINE公式アカウント(旧LINE@)は簡単に言うと、メルマガのLINE版といったイメージですね。
インディーズアーティストのマーケティングにおいても重要な役割のメルマガ。

気軽にフォローをしてくれるSNSのフォロワーよりも、更に一段階コアなファンに情報を発信できます。

ホームページやYouTubeのようにファンの人が自らサイトを開いて見に行かなくても「ほとんどの人が毎日使っているLINE」にこちらから強制的に届けることができるのですね。

つまりはアーティストのことを思い出してくれるきっかけを、アーティスト自らが作れるのです。

SNSでバンバン、量産型のライブ告知をするよりもメルマガで一通ライブ告知をする方が圧倒的に効果ありなのは言うまでもないですね。
既に利用している人も多いかとは思います。

メルマガとLINE公式アカウントどっちがいい?

では、メルマガとLINE公式アカウントはどっちがいいのか。

僕がお手伝いしているアーティストに関して言うと、LINE公式アカウントとメルマガを同時に運用した結果「LINE公式アカウント」の方が圧倒的に登録者数が多いとの結果。

近年ではメールを利用したりメールアプリ自体を開くことか少なくなっている上に、メールの通知をオフにしている人も多いとか。

また、LINEは「登録」ボタン一つで登録可能ですが、メルマガの場合はアドレスと名前を記入して返信メールを待ってURLだ承認だなんだ。とかかる手間も違ってきます。

過去の通販の購入者リストからメール送信といった流れのメルマガであれば話は変わりますが、それとは別に、新規でのメルマガ登録という視点で見ると今はLINE公式アカウントの方がすんなり登録しやすい時代ですね。

LINE公式アカウントの機能


基本的にはLINEと同じような画面で、同じようにメッセージが届きます。

使える機能はざっくりこんな感じです。

  • ①登録してくれたファンの人に一斉にメッセージ送信
  • ②新規登録者に自動メッセージ
  • ③個々にチャット機能(トーク)
  • ④タイムライン投稿
  • ⑤自動応答メッセージ
  • ⑥クーポンの配信
  • ⑦ポイントカード機能

①登録してくれたファンの人に一斉にメッセージ送信

こちらは全体に一斉に送れるもの。従来のメルマガと同じイメージです。
ライブの告知や、レター(会報)的なコンテンツに便利ですね。

②新規登録者に自動メッセージ

新しく公式アカウントに登録してくれたファンの人に自動的に送られるメッセージを設定できます。

「LINE公式アカウントに登録で音源1曲プレゼント」などとしておいて、この最初の自動メッセージでプレゼントを設定しておくのも良さそうですね。

③個々にチャット機能(トーク)

これは一般的なLINEのイメージです。
チケットの予約などを自動化していないアーティストはこの機能を利用するのもありかと思います。

④タイムライン投稿

タイムラインに情報を発信することも可能です。
メッセージと違いタイムラインはユーザーがシェアすることができるため、コミュニティ外の新規の人に見てもらいたい内容などを投稿するのにおすすめです。

ファンの人がタイムライン上で「これ聴いてみて~」などとシェアすることで、アーティストのことを知ってもらうきっかけ作りになるかも。

⑤自動応答メッセージ

例えば「おはよう」と打つと、自動的に「おはよう」と帰ってくる様に設定できる。といった機能ですね。

アーティストであれば、例えば曲名を打つと曲の歌詞が送られてくるなどなど、アイデア次第で色々と遊べそうな機能です。

⑥クーポンの配信

クーポン機能は「抽選」にできたり「有効期限」を設定できたり、いろんな使い方ができます。

例えば、新規登録してくれた人に先程の自動メッセージと掛け合わせて「ライブ初回無料クーポン」をプレゼントしても良さそうですね。

⑦ポイントカード機能

ポイントカードを作成・発行できる機能です。
最近アーティストでもポイントカードを導入している人が多く、ライブに参加するたびにポイントを溜めて一定数ためると特典プレゼントなんてよく聞きます。

今までのカードだと、デザイン・印刷の手間や、紛失や忘れなどのデメリットがありましたが、これであればLINE上で管理ができてしまい便利です。

LINE公式アカウントのメリット


上の機能を見ただけでも、メリットばかりなのはわかるのですが。
それ以外では、なんといってもコスト面。

無料で始められる

LINE公式アカウントは無料で開設できる上に、1ヶ月1,000通までは無料で利用ができます。

ただ、これが1人につき1通のカウントになるので仮に1,000人フォロワーがいたとすると、1ヶ月に1通しか全体メッセージを送れないということですね。

有料プランもありますが、こんな感じです。


我々インディーズアーティストにとっては、ちょっと高いですね(笑)

ただ、このフリープランの1,000通に個々のチャット機能は含まれないため、そこまで少ない数字でもないのかなと思います。
例え200人登録者がいても週1回はメッセージを送れますので。

LINE公式アカウントのデメリット


デメリットを挙げるとしたら、ここですかね。

デザイン性の自由がない

「デザインにも、こだわりを持ってメルマガ配信をしたい。」といった人には向いていないかもしれません。
メルマガは無料のサービスであっても、雑誌のように写真の配置などを決めてフォントを変えて作成できるものが多くあります。

その点LINEはいわゆる、あのLINEの画面なのでデザインを自由にというわけにはいきません。

「少しの手間は惜しまないから、こだわりたい。」という人はメルマガを選ぶのもありだと思います。

目的をイメージして使おう


LINE公式アカウントは今いるファンの人へのコンテンツとしてももちろん便利ですが、うまく利用することで新しいファンの獲得にも繋がります。

どうやったら登録してくれるか。どうやったらそこからライブに来てもらえるか。
その導線をちゃんと用意してあげることが出来るかどうかで、利用する意味が決まってきます。

上でもチラッと書きましたが、例えば「LINE公式アカウントに登録で音源1曲プレゼント」にして登録を促してみたり。
新規登録してもらった人に「初回ライブ無料クーポン」をプレゼントしたり。

登録からライブに来てもらうまでの流れをしっかりイメージした上で、コンテンツを考えるべしです。

もちろん、コアなファンの人へもLINE公式アカウント限定で「ライブ音源」をプレゼントしたり「30秒ソング」をプレゼントしたり。
ライトなファンクラブ要素を盛り込んでいくと面白そうですね。

参考になれば嬉しいです。

というわけで、以上です。