ライブの練習でやっておいたほうがいいこと4つ【録音は必須です】
👤「ライブの練習ってとりあえず、曲を間違えないように歌えれていればOKだよね?他に何かやっておいたほうがいいことある?」
→こんな疑問に答えます。
▶︎この記事の内容 ライブの練習でやっておいたほうがいいことを4つ、経験ベースで紹介します。
▶︎目次
- 音程確認
- 録音の分析
- リズム確認
- 本番に近い環境で
- 練習前の準備も大切
▶︎プロフィール
記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。
楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング 出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など
ライブの練習でやっておいたほうがいいこと4つ【録音は必須です】
歌の練習や個人リハーサルなど、ライブ本番以外で歌の練習をすることは多くあると思います。
ただ、この練習をなんとな〜くやってしまっては、もったいないのです。
ひと通り歌って「間違えなかった、よしOK!」と練習した気になってしまうパターン、意外と多いのではないでしょうか。
僕も活動を始めた最初の頃はそんな感じでした(笑)
せっかく時間をとって練習するからには、自分の演奏や歌をより成長させられる練習をしたいところ。
ということで、経験上オススメの練習方法を4つほど紹介します。
すべて基本的なことなので「そんなことか」と思うかもしれませんが、大事なところです。
オススメのライブ練習方法
具体的にやっておいたほうがいいものは、この4つ。
- 音程確認
- 録音を分析
- リズム確認
- 本番に近い環境で
これらを順番に説明します。
音程確認
まずは基本中の基本ですが、「音程だいじょうぶですか〜?」といったところ。
自分ではバッチリだと思っていても、実際の聴こえる音は違います。
今だと「Vocal On Stave:音程(ピッチ)モニター」という便利なアプリがありますよ。
これは、カラオケの精密採点のように、自分の歌の音程を目で確認できるアプリです。
「あれ、バッチリだと思ったけどちょっと低い?」なんていう気づきが意外と多く見えてくるもの。
これを見ながら何度も練習して、ちゃんとした音程をとれるように繰り返すと意識しなくても慣れてきます。
録音を分析
録音して自分の歌を聴いてみるということは、かなり大事です。
客観的に自分の歌声を聴くことで「ここの歌い方あんまり良くないな」とかじっくり分析できますからね。
録音を聴いて気になった箇所を、納得いくまで練習して歌い上げてみましょう。
それを部分的に繰り返して、最終的には気になるところをすべてクリアにしてしまうのです。
ポイントは気になったら所でその都度、再生を停止して部分的に区切って順に練習していくこと。
一箇所ずつじっくりと体に覚え込ませることで、通した時にその一曲の完成度はかなり変わります。
なんとなく練習して、はいOK。では気付かなかった細かなクセや苦手な部分が発見できますよ。
録音は、方法が無ければスマホの「ボイスメモ」でも問題ありません。
リズム確認
歌の三原則「音程・リズム・感情」にもあるように、リズムは非常に重要な役割です。
ここを、あまり重要視していないパターンが非常に多いのがもったいないところ。
先ほどの「録音」でもチェックできますし、ギターやピアノなどでの演奏であれば「メトロノーム」を使って鍛えることができます。
メトロノームもスマホアプリがあるので、イヤホンで聴きながらの練習なんかも可能ですね。
また、伴奏だけでなくしっかりと歌のリズムも合わせることが重要ですね。
演奏と歌がバラバラだと、聴いている方も気持ち悪いので。
メトロノームと録音でのチェックは、面倒でもやっておくことをオススメします。
本番に近い環境で
これも当然のことですが、本番と同じような環境での練習は大切です。
ギターの弾き語りであれば、本番は立って演奏するのに練習では座って練習しただけなんてことが無いように。
本番はマイクに向かって歌うのに、練習ではマイクを立てていなかった。
などなど、練習と本番のスタイルがかけ離れていると、そのギャップで戸惑ったり過度に緊張したり、ミスしてしまう可能性も増えてきます。
ある程度は本番を想定した練習が効果的ですよ。
リハーサルスタジオは鏡ばりですが本番は自分の姿は見れないので、鏡を見ないで通しリハをしておくだったり。
これはプロのアーティストも大体やっていますね。
練習前の準備も大切
ライブ練習について色々話してきましたが、練習前の準備は最重要かもしれませんね。
- ストレッチ
- 腹式呼吸
- リップロール
最低限でもこれぐらいはやっておいたほうが、練習時にちゃんとした歌声を出しやすくなります。
ストレッチ
ストレッチによるリラックス効果は、体と心の緊張をほぐしてくれます。
歌う前にやっておくことで、発声には効果的です。
腹式呼吸
腹式呼吸も、発声において大事な呼吸法ですね。
声量などに関係してくるので、安定した歌声にも繋がります。
効果的な方法としてはこんな感じ。
①息をすべて吐き出す
まずは、これ以上は吐き出せないよ〜というまで息を吐いてください。
②下っ腹がふくらむように意識して、腹式でめいっぱい吸い込む
吐き出した後は、お腹の下の方に空気が入っていくのを意識しながら吸い込んでください。
ピンとこない人は、背中の下の方に空気を送り込むイメージでもいいかも。
口から下っ腹に向かって、一本の管が通ってるイメージをするとやりやすいですよ。
③8~10秒ぐらいかけて息を全て吐き出す。
吸い込んだ空気を、またゆっくりすべて吐き出してください。
これを2分ぐらい繰り返すと、リラックス効果もある上に、腹式呼吸による発声の準備にもなります。
リップロール
リップロールは口を閉じた状態で、空気を吐き出し唇をブルルルと震わせるアレです。
よく小学生がふざけてやっているアレです。
このリップロールにはこんな効果があります。
- 声帯の緊張をほぐす
- 口まわりがほぐれる
- 安定して息を出す練習になる
ポイントは息を一定の量で出し続けること。
このリップロールをじっくりしてくことによって、歌を歌う時も息づかいが安定し、途中で息切れしたり声帯がこわばってしまったりということを防いでくれます。
舞台役者さんやお笑い芸人なんかも、本番前によくやっていますね。
成長を実感すると練習が楽しくなる
「練習って地味だし、面倒だし、あんまり好きじゃないんだよね」といった人ほど、ちゃんとした練習をするべきなんですね。
しっかりと練習をすることで効果が出てきて、上達が実感できるので結果的に「練習の楽しさ」につながっていきます。
もちろん紹介した以外にも、できることは無限にあります。
自分に合った練習方法を見つけてより意味のある練習をしていきましょう。
と言うわけで、以上です。