インディーズアーティストがメディアに出る方法【プレスリリース】
👤「実際、テレビはメジャーアーティストばっかだし、コネも事務所パワーも無いインディーズアーティストはもう打つ手は無いの?」
こんな疑問にできる限り答えます。
▶︎この記事の内容 インディーズアーティストにこそ、おすすめしたい「プレスリリース」の内容を紹介します。
▶︎目次
- プレスリリースとは?
- どんなものが記事になるの?
- 記事にしてもらう方法
- プレスリリースの形式
▶︎ プロフィール
記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。
楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング 出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など
インディーズアーティストがメディアに出る方法【プレスリリース】
今回の記事は、あくまでレコード会社や事務所などの大きなパイプの無いインディーズアーティスト向けのおすすめ方法になります。
もし「プレスリリース」をまだ知らないよっていう方は「こんな方法もあるのね~」といった参考になるかと。
プレスリリースとは?
プレスリリースとは、簡単にいうとテレビや雑誌・ラジオ局のネタを探している記者さんたちに「こんなニュースありますよ〜」と、こちらからアプローチをする文書のことを言います。
最近ではWEBフォームだったりで募集しているところも見かけますが、郵送だったり、メールだったり、FAXだったりと形式は様々です。
メディアも幅広く、新聞やテレビ、雑誌、ウェブ、ラジオなど様々な媒体の記者さんが、日々このプレスリリースをいろんな所から受け取っています。
その中で「お!これは面白い」「これはニュースにしないと」といったものを記者さんが選び、記事にしたり放送したりしているわけです。
例えば音楽のメディアで言うと「音楽ナタリー」などは有名かと思います。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
この「ナタリー」も公式サイトへ行くと、下部に「情報提供」と言う項目があり「リリース送付先」と言うアドレスが掲載されています。
こういった感じで大きなメディアに誰でも簡単に「プレスリリース」を送ることができるのです。
どんなものが記事になるの?
問題はここです。普段からメディアは有名なアーティストのニュースを取り扱っています。
ゆずが新曲を出せばすぐにニュースになりますし、ミスチルがMVを撮影すればすぐにニュースになります。
そんな中で、無名のアーティストが「新しいアルバム出します!」とプレスリリースを出したとしても残念ながらニュースにはしてくれません。
ニュースの必要性、ニュースを受け取る側が本当に必要としている情報かどうかを精査しているので、当然と言えば当然です。
記事にしてもらう方法
「じゃあ、インディーズはやっぱり泣き寝入りしろってか?」と言われると、まだ方法があるのです。
僕自身も過去にプレスリリースを出したことによって、某有名新聞のメディアに取り上げてもらったことがあります。
記者さんの言う具体的な方法は「無名な人でも、面白いニュース、話題性のあるネタであれば取り上げることがある」ということです。
記者さんも他のメディアと同じネタはつまらないので、何か面白いネタはないかと日々探し回っています。
そんな中で例えば、
- 「次のシングル曲の歌詞は世界の100言語を取り入れました」
- 「2時間ずっと走ったままでライブをやります」
こういったプレスリリースをすることで「ん?なんだそりゃ?」と興味を持ってくれる可能性があるのです。
実際に、岡崎体育さんは「J-POPのMVあるあるの歌を、MVにしました。」というやり方でバズりました。
ゴールデンボンバーはもともと有名ですが「新元号ソング”令和”を最速リリースします」といった内容で、元号が変わる前からニュースに取り上げられていました。
わかりやすく言うとこんな感じで、何か話題性あるニュースを作り出すのも一つの手なのです。
そう言われても、なかなか難しいですけどね(笑)
プレスリリースの形式
プレスリリースを送る際には、基本的には自由です。
しっかりと連絡先等を記載の上、リリースさえすれば受け取ってくれます。
ただ、どうやったらしっかり手にとってもらえるかと言うところは非常に重要です。
大きなメディアともなると、1日に何百通ものプレスリリースを受け取っています。
時間に追われて忙しいメディアの人達の目に止まるよう、わかりやすく簡潔にインパクトがあるものを書かなければなりません。
正解はありませんが、世に言うプレスリリースの基本の形を紹介します。
- タイトル
- リード文
- 写真
- 本文
- 問い合わせ先
タイトル
ここに伝えたいことを簡潔に書きます。タイトルを見ただけで記事の内容がわかるように結論を言ってしまうのが大切です。
記者さんはいちいち本文までゆっくり目を通していられないため、タイトルで判断される世界です。
リード文
こちらはタイトルを補足する文章を書くのですが、ここもなるべく簡潔に書いておきたいところ。
タイトルで目を引いた後にリード文を読むことになるので、ここで更に興味を持ってもらわないといけないわけですね。
写真
写真があるのと無いのとでは印象が全く変わります。特にメディアなどの媒体は写真を大事にするので綺麗な写りのものを載せましょう。
また、写真は記事の内容を視覚的にわかりやすく表したものがベター。有名アーティストの場合はリリースに合わせた撮り下ろしのアー写が多いですね。
本文
リード文の内容を掘り下げる部分になります。記事にするべき内容をあくまで客観的に書くことが重要です。
日本初!と言うニュース内容なら、なぜそう言えるのか?データなども合わせて根拠を示すことが大切です。
問い合わせ先
ここには会社名(アーティスト名)担当者名、電話番号、メールアドレス、公式サイトURLなどは必ず記載しておきましょう。
これらを基本的にA4サイズ1枚にまとめてリリースします。そのままコピーして会議に使うためです。
「これならできそう!」って言う気がしますよね。そうです、送るだけなら誰でもできるんです(笑)
プレスリリースのまとめ
音楽活動をやっている人たちと話しても「プレスリリース」の存在を知らない人は意外と多いです。
大きなメディアでなくとも、まずはウェブメディアなどにプレスリリースを出してみて記事にしてもらうのも良いかと思います。
普段しっかりと音楽活動をしているアーティストが、ニュースに取り上げられるほどの面白い企画やコンテンツを創り出すことは、なかなか大変だと思います。
ですがプレスリリースは、無名のインディーズでもメディアに取り上げてもらえるチャンスがあるので、挑戦してみる価値はありです。
今後の役に立ちますように。
と言うわけで以上です。