【予習】アーティスト写真の撮影方法・便利なアプリケーションなど
👤「アーティスト写真を撮ろうかと思ってるんだけど、なんか気をつけておいた方がいいこととかありますかね?」
こんな疑問に答えます。
▶︎この記事の内容 アーティスト写真のオススメ撮影方法や編集に便利なアプリケーションなどを紹介します。
▶︎目次
- 撮影しておいたほうがいいショット
- アーティスト写真の編集
- アーティスト写真を変えるタイミング
▶︎ プロフィール
記事を書いている僕は、フリーランス音楽活動歴8年ほど。
路上からスタートして、タイアップをとったり音楽だけで生活したりといった経験をしてきました。
アーティスト写真は何年も撮られ続けてきて、編集も自分でやっていました。
楽曲:テレ朝系、AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』テーマソング 出演:NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』など
【予習】アーティスト写真の撮影方法・便利なアプリケーションなど
アーティスト写真は堅苦しくいうと「宣伝材料写真」のことです。
「アー写」や「宣材写真」と略されることも多いですが、同じ意味です。
アーティスト写真に「ここでこうやって撮影した方がいいよ」という決まりはありません。
ですが、「こういう感じで撮っておいた方がいいよ」というある程度の「型」はあります。
活動経験が長いアーティストであれば知っているかとは思いますが、今後アーティスト写真を撮影していく人は予備知識として持っておいたほうが、あとあと助かります。
撮影した後で、「あれやっておけばよかった~」と後悔しないように事前におさえておきましょう。
撮影しておいたほうがいいショット
まず「これは確実に撮っておかないとNG」というものがあります。
それがこちら
- 胸から上だけのアップの写真
- 全身が写っている写真
これらは事務所やレーベルのオーディションを始め、イベントのプロフィールやプレスリリースなど、あらゆる書類において「この2枚を送ってくださいね」と言われるお決まりのショットです。
あとあと「全身写ってる写真が無い!」なんてことにならないように、確実に撮影しておきましょう。
余白の空いた写真
全身でも、上半身だけの写真でも、体のまわりの余白は少し広めに撮影しておくとベターです。
その理由としては、こんな感じです。
- あとで文字を入れやすい
- 印刷するときに端が切れてしまうのを防ぐ
あとで文字を入れやすい
例えば、その写真を使ってワンマンライブのポスターを作るとなった時。
写真と別に文字の欄を作っても良いのですが、ポスターの場合は写真を全面的に出して余白部分に文字を入れるとよりスタイリッシュになります。
過去のユニット時のもので、古くてごめんなさい(笑)
こうした時に、写真に余白の部分が全然ないと文字を入れるスペースが足りなくなってしまいます。
余白が多すぎる分には後からいくらでもトリミング加工できるので、余白は少し余裕を持って、撮影しておいたほうが無難です。
印刷する時に端が切れてしまうのを防ぐ
これはよくあるワナで、フライヤーやポスターポストカードなどを印刷する時は大体「フチなし」の端まで印刷されているものが主流かと思います。
ただ、これは印刷の都合上、端が少し切れてしまう印刷方法なのですね。
つまり、端っこギリギリに人の顔や文字がある場合には、印刷されたものを見たら「うわ、切れてる!」なんてこともありえます。
という理由からも、少し余裕をもたせることはとても重要です。
衣装も3パターンほど
撮影の際は、衣装も何パターンか用意しておきましょう。
時間にもよりますが、理想は3パターンほどですかね。
アーティスト写真を使う機会は思った以上に多いです。
チラシ・ポスター・SNSはもちろん、ポストカードを作ったり、中には特典でフォトカードとしてプレゼントしたり。
LINE公式アカウントでスマホ待ち受けをプレゼントしてみたり。
いろんな用途に使用する際に、全て同じようなアーティスト写真だとちょっとイマイチですよね。
例えば「ワンマンライブで物販お買い上げの人にフォトカードプレゼント」という特典をつけるとして。
その写真がSNSのアイコンやチラシなどと同じ、見慣れた写真だと新鮮味も特別感も薄れてしまいます。
そこで撮影しておいた別の衣装の、少し雰囲気の違うアーティスト写真を初出しすると新鮮味が違います。
絶対にそのほうが良いというわけでも無いので、少し細かなところではありますが。
パターンは、多めに撮影しておいて損はないかなと思います。
笑顔の写真も
アーティスト写真というと、クールにカッコよくバシッと決めている感じをイメージすることも多いと思います。
ですが、もし「俺らは絶対に笑わないバンドだから」というような理由がないのであれば、笑顔の写真も撮影しておくことをオススメします。
これは例えば、ショッピングモール等でのイベント用にプロフィールを施設に送る時など。
商業施設は基本的に子供から大人まで、ファミリー層を中心にした幅広い年齢層の人がターゲットとなります。
そんな空間でのライブとなると、やはり笑っている明るい雰囲気のアーティストの方が好まれます。
印象に残っている出来事ですが、過去にイベント担当者に「もう1組のアーティストと、どっちにしようか迷っていたんですよ」と言われた時に「なぜ僕らにしてもらえたんでしょうか?」と聞いたところ、返ってきた答えが「アーティスト写真が笑顔だったので」でした(笑)
活動の内容などにもよると思いますが、商業施設や地域のイベントなどにも出演していきたいというアーティストは、笑っているアーティスト写真も撮っておくことをオススメします。
時間があればムービーも
もし、時間に余裕があればムービー(映像)も撮っておくことをオススメします。
髪をセットして、衣装を決めて、撮影スポットやスタジオにいるその瞬間はとても貴重です。
ワンマンライブやリリースの告知動画だったり、LINE公式アカウントやメルマガ用の特典ムービーだったり、なんなら演奏動画も良いかもしれません。
一眼レフであれば動画の撮影も可能ですし、スマホでも十分です。
「早めに終わったから早めに切り上げる」ではなく、時間めいっぱいまで利用しましょう。
アーティスト写真の編集
アーティスト写真を撮ったら、編集もつきものです。
プロに頼まずにセルフタイマーで撮った写真や知人に撮ってもらった写真でも、編集次第でかなりクオリティ高いものに仕上げられます。
ですが「編集とかよくわかんないわ〜」という人も多いのではないかと。
そこで、そんなアーティストにオススメのアプリケーションを2つ紹介します。
①Fortor画像編集
Fortor画像編集は「とにかく超簡単にクオリティを上げたい」という人にオススメのアプリケーションですね。
感覚的に操作できるので、すぐにやり方がわかると思います。ほぼワンタッチです。
いろんなパターンのプリセットを選んでみて「これ良いな」というものを保存すれば終了です。
文字を入れたり、フレームをつけたりもできます。
とにかく簡単なので、これに関しては一度使ってみた方が早いと思います。
≫ Fortor画像編集(Mac版)
≫ Fortor画像編集(Windows版)
≫ Fortor画像編集(ブラウザ版)
②Pixlr
Pixlrは、様々な効果を入れるのに便利です。
例えば、光の線を入れたり、太陽の逆光っぽさを入れたり、写真をイラストっぽくしたり。
本来の写真のテイストにもう一味加えたい時や、テイストそのものを変えたい時にオススメですね。
ガラッと印象が変わるかと思います。
こちらも実際にいじってみるのが早いかなと。
≫ Pixlr(Mac版)
≫ Pixlr(Windows版)
≫ Pixlr(ブラウザ版)
アーティスト写真を変えるタイミング
アーティスト写真はいつ変えればいいの?といった疑問も出てくるかもしれません。
アーティスト写真は基本的に「新曲リリース」や「ワンマンライブ告知解禁」などの、新しいニュースと同時に解禁することが多いです。
新しいニュースなので、当然アーティスト写真もそれに合わせた新しいものの方が新鮮味もありインパクトもあります。
また、場合によっては「年明け」などの節目で心機一転変えるというのもありですね。
アーティスト写真まとめ
という感じで、アーティスト写真に関するあれこれでした。
サイトに載せたり、SNSに載せたり、他の媒体で紹介される時に使われたり、アーティスト写真はそのアーティストの顔の役割でもあります。
妥協せずに丁寧に撮影しておくことをオススメします。
というわけで、以上です。